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<< 歌詞が聞こえない >>


2002/2/1(Fri)

 歌詞が聞こえない。なのに音だけはうるさい。ライブハウスに行くたびに感じることだ。実は今もまさに歌詞の聞こえないテクノ系ユニットの演奏にうんざりして客席でこれを書いている。
 単に唄い手の声量が足りないのか、あるいはサウンドのバランスが悪くバックがうるさすぎるのか。いやそれだけでもなさそうだ。お世辞にも声量があるとはいえない子がギンギンのギターを背景にちゃんと歌詞を聴かせてくれたこともある。
 眼の前で熱唱している彼女には申し訳ないが、言葉を伝えようという執念が感じられない。「歌」なのに。
小谷隆


<< 夢にも思わぬ共演 >>


2002/2/2(Sat)

 6月6日にバッキンガム宮殿の外庭で催されるエリザベス女王戴冠50年祝賀コンサートでポールとミックが夢の共演を果たすという。ビートルズとストーンズのライバル関係から、両者が共演したことはなかった。しかし米テロ後、ポールの呼びかけでチャリティーコンサートにミックが参加するなど、両者の関係は良好になっていた。
 ドラムにはP・コリンズ、さらにS・ワンダーとE・クラプトンも加わる予定。これ以上ない豪華なメンバーだ。ビートルズ再結成は夢に終わったが、まさか夢にも思わなかった共演に今から胸が騒ぐ。
小谷隆


<< 大健闘のクラシックアルバム >>


2002/2/3(Sun)

 小澤征爾指揮、ウィーン・フィル演奏の「ニューイヤー・コンサート2002」が日本のCDアルバムチャートの上位で健闘しているという。一時は5位に入ったとか。クラシックがこの位置まで上がるのは極めて異例だ。
 1曲が40分以上にもなる交響曲は現代人の通常の忍耐力を超えていて、演奏会では客席のあちこちで鼻ちょうちんを見かける。しかしこの演奏のように1曲数分の小品ばかりであればまだまだリスナーはいるということだ。もちろんこのアルバムの場合は小澤さんのエンタテンメント精神溢れる演出があってのヒットだが。

小谷隆


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