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<< 浦島太郎のぼやき >>


2002/9/1(Sun)

 邦楽のラブソングのオムニバス名曲集が発売されて好評だというのでアルバムチャートを覗いてみると、中身の曲目にびっくり。なんと知らない曲が半分もある。自分もいよいよここまで世間ずれしてしまったかと思って開いた口が塞がらない。
 もとよりテレビもあまり観ないこともあって情報そのものが入ってこないということにもよるが、それにしてもここ10年ばかりヒット中のシングルに手を出したことがない。
 そういうヒネた人間の作る音楽はきっと世の中に必要とされるような音ではないのかもしれないな、とふと苦笑いの今日この頃である。
小谷隆


<< ライブ付きCDで初登場1位 >>


2002/9/2(Mon)

 ワーナーが一風変わったプロモーションに成功した。リップスライムの売り込みに当たり、アルバム購入者に無料ライブのオマケをつけたのだ。CDに封入されたアドレスに携帯から申し込む仕組みで、折返しバーコードが送られてきて、これがコンサートのチケットになる。先着1万3千人のところ10万人が応募。これが奏効して同日発売のSMAPのアルバムをしのいで初登場第1位になった。
 金より頭を使えと言うが、なかなかその手段は見つからない。しかし今回のケースはスポットCMに億の金を投じるよりもずっとスマートなプロモーションといえるだろう。
小谷隆


<< 新生WWの使命 >>


2002/9/3(Tue)

 昨日書いたライブ付きCDの企画の背景には「初登場1位」狙いがあったという。今やアーティストの格はランキングで語られるらしく、ファン層以外から注目されるには1位という冠が必要なのだという。
 思えばインディーズのMP3サイトにおいてもランキングが重視されている。MP3TOKYOでも週間ランキングとニューカマーの上位から試聴&ダウンロードされている実態は否めない。一般リスナーも下位にまでは手が回らないのだ。
 しかし経験上、「圏外」にこそ珠玉の音が溢れている。そういう音をきちんと見つけてくることこそ新生WWの使命だと感じている。
小谷隆


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