2002/2/21(Thu)
ベルリン映画祭でアニメとして初の金熊賞を獲得した宮崎監督は会見で「日本アニメも世界レベル?」との問いに、「私に言わせればどん底。若い作り手はコピーのコピー。それがどれだけゆがんで薄くなっているか痛感する」と切り捨てた。形式に独創性を求めても限界があるが、根底のメッセージは無限だ。しかし若い人にはメッセージすらない、ということなのか。
世の歌もまた新しい切り口を見出せない。作詞家募集キャンペーンにも、相変わらず惚れたはれたの作品ばかりが目立つ。だからどうした、とコメントする僕は失礼な奴なのか?
小谷隆