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<< 128段階の表現 >>


2002/4/1(Mon)

 技術があるなら打込みより実演奏の方がいいに決まっている。表現の幅が圧倒的に違う。打込みではどんなにあがいても128段階のパラメータしか使えないが、人の演奏はアナログであって段階は無限だ。
 しかし、逆にいえば音量に関して128段階よりも繊細な演奏のできる弾き手は多くない。なまじ下手な演奏なら打込みの方がかえって豊かな表現になる。
 何でもかんでもナマが一番というのは非常に狭苦しい考えかもしれない。頭ごなしに打込み批判をする人はまずもって128段階よりも繊細な演奏がどれほどあるか検証してみてほしい。


小谷隆


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