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<< 四千年の音 >>


2002/4/4(Thu)

 先日、日中国交正常化30周年関連の会合で中国伝統楽器の楽団による生演奏に触れ、中国四千年の奥深さを知らされた。現代性に配慮したであろうその音程は西洋音楽に照らしても精確であるばかりではなく、胡弓によるレガートな演奏の無段階な音程表現の妙には西洋音楽が逆立ちしても追いつけない深みがある。同席した小泉首相も惜しみない拍手を送っていた。
 ちなみに現在、この「中国中央民族楽団」は来日公演中。国家交流は文化交流から始まる。近くて遠い隣国を理解するにはまずこの音の深みをぜひとも体験してほしい。


小谷隆


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