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<< 唄の真髄はグルーヴにあり >>


2002/4/7(Sun)

 歌唱の巧さを左右する最大の要素はきっとグルーヴ感だろう。演歌にもR&Bにもそれぞれ独自のグルーヴ感がある。しかし多くのアマチュア歌手はそうした根の部分を後回しにして音程やら発音といった枝葉末節のアラを消すことにばかり躍起になっている。アラがないことがプロフェッショナルな唄い方だと勘違いしているようだ。
 きちんとしたグルーヴをつかめていれば、細かいアラなど大きなうねりの中に消えてしまう。楽譜には書ききれない細かい唄い回しもしょせんはその曲固有のグルーヴ感に支配されているのだから。


小谷隆


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