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<< セオリーを確信犯で破れ >>


2001/11/24(Sat)

 この秋から恵比寿の教室で開講した作詞講座でも口をすっぱくして言っていることだが、創作においてはともかくもその分野での基本的なセオリーを知る必要がある。とはいえすべてセオリーどおりにやったらつまらない。要はセオリーを知りつつ、それを「確信犯」で破ることだ。
 プロレスでは5カウント以内なら反則もアリだ。そしてそれが醍醐味でもある。5カウントを過ぎたら反則負けになる。音楽もまたしかり。独創性という美名のもとにデタラメの羅列を認めるわけにはいかない。人々の共通認識を超えたところに「共感」はないのだ。


小谷隆


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