2001/12/4(Tue)
およそ栄養ドリンクの存在意義はこの国の社会で今も珍重されている武家精神を高揚させることなのだろう。イタリア人がリポビタンを飲む姿は想像し難い。
かく申す僕に朝食の後で腰に手を当ててユンケルを一気飲みさせ気合をつけたのも、大の男がごろごろしていては身体も鈍る、というサムライ根性。仕事に出かけたのは三日ぶりのことだった。
しかし戦場にあっては基礎体力の消耗が露呈する。ドリンクのご利益も半日で切れ、緊張感の切れた後は病状も芳しからず、けっきょく帰ってまた床に伏し、携帯電話での執筆となった。
小谷隆