2002/10/18(Fri)
北朝鮮による拉致被害者が一時帰国して家族との再会を果たした。しかしこの件、そもそもなぜ「拉致」などと表現されているのか。「拉致」と表現されると何か特別の事情が絡んだ国際問題のように映るが、これは明らかに「誘拐」事件である。誘拐犯は懲役に処されるべきだし、社会的にも非難されるべきなのに、普通の外交問題として処理されているのは不思議だ。
「誘拐」事件としてしまったら国民の間に反北朝鮮感情が高まって友好裡に事を進めるのは不可能だったろう。物は言いよう、とは実に至言だ。言葉選びは国民感情さえ左右する。
小谷隆