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<< ゴダールの見た日本 >>


2002/10/27(Sun)

 来日中のゴダール監督が記者会見で「日本には映画作家は存在するが、日本映画は存在しない」と言った。彼によれば日本映画とは「日本とは何か、どうなりたいのかを表現し、日本の国、民族全体の顔が見える映画」なのだそうだ。
 しかし西洋文化が合理的かつ至上であって日本的なものは古臭くカッコ悪いと教えられて育った我々の中から「日本的」なものなど生まれようもない。この国が文化三流国から脱するためにはそうしたドグマを克服してありのままの日本を見つめる眼を育む必要がある、と巨匠の言葉にふと思った。


小谷隆


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