2002/11/3(Sun)
シンセやレコーダーの発達で最近のサウンドは音数ばかりが増えてかえって厚みが損なわれている。しかしサウンドの厚みは同時発信数とは関係ない。白玉のコードをいっぱい鳴らせば厚みが出るというものではなく、時間軸に合わせて減衰する余韻の上に新たな余韻が重なっていってこそグルーヴのある厚みになる。音の絡み合いの中にこそ真の厚みがあるということだ。
昨今は企業でも減収増益を目指す時代。売上を減らしてでも不採算事業は切り捨てて儲かる事業に集中するのが生き残りの道といわれている。ならば音楽は減音増圧を目指そう。
小谷隆