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<< 作り手の苦闘こそがメッセージ >>


2001/12/18(Tue)

 ゼネコンが潰れ、大手銀行の破綻説が流れ、信用不安の中で株価もジリ貧。日本経済そのものが大いに自信を失っている。こんな不景気には演歌が売れるという。「昭和枯れすすき」のような歌が似合うご時世なのかもしれない。
 哀愁も結構だが、A.R.T.としてはどこか勇気づけられるようなメッセージのある歌を送り出していきたいと思う。いまネット公開中の西風の「あなたのままで」もそんな曲だ。作者の加々美さん自身の苦闘が込められている。まず自ら誰よりも傷つき、それを乗り越えていってこそ説得力のある歌になる。


小谷隆


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