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<< メディアの凋落 >>


2002/12/7(Sat)

 世の中でマスコミほど旧い尺度の呪縛から逃れられない存在はないだろう。世のあらゆることに対して十年一日のごとく同じ尺度で評価しようとする。新しい尺度を提示することこそがメディアの使命だと思うのだが。
 昨今の不況でメディアは守りに精一杯である。長期取材も渋り、表層的な事実の断片をさも歴史を揺るがす真実であるかのようにセンセーショナルな見出しにして日銭を稼いでいる。
 おかげで新聞や雑誌の記事で物事を考えさせられたり感動したり感銘したりといったことがなくなった。深みのないゴシップ記事に涙する者はいない。


小谷隆


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