2002/12/10(Tue)
都会の雪を歌った代表作のひとつに「なごり雪」がある。あそこで描かれる雪は典型的な東京の雪といえる。落ちてはとけるシャーベット状の雪は春の別れの切なさを表すのには格好の小道具だ。
これもかの歌のごとく「なごり」程度にちらつくのならいいが、昨日のように寒気団と低気圧がグルになって重い雪を撒き散らしていくと情緒どころではない。電車は立ち往生するしタクシーは来ないし、朝から散々な目に遭った。
しかも積もった雪はすぐに排気ガスで真っ黒になる。雪が降るたびに東京がいかに汚れた街であるかを知る。
小谷隆