2001/12/20(Thu)
交響曲第九番ニ短調作品125。招待状にはそんな仰々しい曲名が記してある。早い話がベートーベンの第九。知り合いの新聞記者の孫引きだが、「音楽の友」12月号の演奏会予告にはこの曲の演奏日程が除夜の鐘で衝く煩悩の数より多く掲載されている。
先日は第九の招待状が手元に3枚あると書いたが、それを読んだ知人から4枚目が届いた。しかも最前列。「空席にするよりは、眠らずに聴ける人に埋めてほしい」と添え書きが。クラシック界の窮状は救いようのないところまで来たようだ。
とはいえいきなり次の週末というのも困る。
小谷隆