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2003/1/5(Sun)

 発車直前の地下鉄。ドアが閉まりかけたそのとき、駅に轟く幼女の悲鳴。またドアが開いて、何が起こったのかと一斉に注がれる乗客の視線。何のことはない、ホームにいた女の子が手に持っていた風船細工を風に吹き飛ばされただけのことだった。すぐに駅員が駆けつけて風船を拾い、事なきを得る。発車は1分ばかり遅れた。まったく人騒がせだ。
 しかし、電車をも停めてしまったあの子の声は凄かった。電車が出てもまだホームで大泣きしている声がトンネルの中を伝わってきた。まことに人の注意を引くのに人の声に勝る音はない。


小谷隆


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