2003/1/10(Fri)
カメラ大手のコニカとミノルタが経営統合する。どちらも世界的なブランドであり、日本の技術力の象徴のような会社だが、「電子カメラなど銀塩写真にはとうぶん追いつけまい」と慢心したことが今日の屈辱の遠因になったのかもしれない。
翻って自分はどうか。飽食の時代にも音楽は不滅だろう。しかしオーディエンスの多くが意識するとしないとに関わらずその先にある新たな表現を待ち望んでいる。今回の老舗の統合は斜陽産業の悲哀などという悠長な感傷より、表現者として音楽にばかりしがみついていることの危うさを教えてくれた。
小谷隆