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<< 巧名は不惑の後に >>


2003/1/18(Sat)

 30歳にして早くも進退を騒がれてしまう貴乃花を見ていると、若いうちから出世するのもいかがなものかと思う。遊ぶ体力のあるうちに大金が自由になるのは羨ましいが、常に栄光の切なさと背中合わせにある哀しさは耐えがたい。栄光の時が過ぎたらもう余生だ。
 かの文豪・夏目漱石が文壇に登場したのは39歳。歩いて日本地図を描いた伊能忠敬は51歳でその道の初門を叩いた。ともに歴史に残る足跡を残したのは人生の最後の10年だ。
 今日明日のちっぽけな功名にガツガツするより、大計をわきまえてじっくり自分を鍛えたい。


小谷隆


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