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<< 横綱のプライド >>


2003/1/22(Wed)

 なぜ急いで引退しなければならないのかと貴乃花に同情を寄せる人は少なくない。しかし相撲というのは本来ひとつのショーであり、なるほど上位は三役と称される。平幕なら代役はいくらでもいるが、主役たる人々が長く土俵を空けることは許されない。
 横綱を守るのに十分な休息が与えられるなら貴乃花もあと5年は綱を張れた。しかし主役のプライドはそれを許さない。土俵の怪我は土俵で治せ、が角界の掟だ。
 かつて傷心で唄えなくなったなどと甘えるアーティストがいた。アーティストなら傷はマイクの前で治せ、と言っておこう。


小谷隆


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