2003/2/28(Fri)
確固たる価値観の持ち主は異なる価値観を受け付けないかのように思われがちだが、きちんと自己を持った人は対極にあるものに対してむしろ寛容だ。どんな価値観にも揺るがされない自信があるからである。逆に自分の価値観に自信のない者は自らが揺らぐことを恐れ、異なる価値観を排斥にかかる。
昨今の過激なイラク攻撃論もその根には米国が心底に抱える不安が見え隠れする。相手を力で倒すことでしか自らの存在を確認できなくなった危うい大国の哀しい末路だ。そんな一国の不安解消のために尊い生命が奪われる現実を許すべきではない。
小谷隆