2003/3/14(Fri)
確かな自分を持つ人は異文化にも寛容である。そういう人は自分の対極にあるものの存在をきちんと認めるだけでなく、相手に一定の評価を与えることさえできる。対極の存在によって自分の存在がより明確になり、それが自信をより強固なものにすることを知っているからだ。
いたずらに異文化を排斥する人に限って表面的な自己主張だけは強く、嫌いなものへの批判も声高になりがちだが、それが自分の個性の脆弱さを露呈してしまうことに気づいていない。実のところ異文化批判のほとんどは異文化に影響される恐れの表明にすぎないのだ。
小谷隆