2003/3/22(Sat)
歌詞の添削をしていて「愛ゆえに傷つき」というフレーズに迷わず赤でバツをつけた。手垢にまみれた言葉だからではない。本質を捉えていないからだ。
確かに愛し合う者同士が傷つけ合うこともあろう。しかしほとんどのばあい愛とは関係ない部分で傷つけ合っているにもかかわらず、「愛ゆえ」などと自らを美化して感傷に浸っているにすぎない。「愛が苦しい」も青臭い。愛そのものが苦しいのではなく、その愛に見合うだけの欲望が満たされないことが苦しいのではないか?
ニヒルになれとは言わないが、物事の本質はもっと掘り下げたいものだ。
小谷隆