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<< 音楽の聖地燃ゆ >>


2003/3/25(Tue)

 今回の戦争の報道でよく耳にするチグリス川・ユーフラテス川は世界史で学んだあの「肥沃な三角地帯」をはさむ二つの大河である。かつてメソポタミア文明が栄え、法典でも有名なハンムラビ王の時代には高度な音楽文化も育っていた。弦楽器類や笛類など現代楽器のルーツの多くがこの地にはある。記譜法の原点もここから生まれたという。いわばすべての音楽家にとってここは聖地ともいえる場所なのだ。
 今、この地に容赦なくミサイルが撃ち込まれ、夥しい数の爆弾が投下されている。音楽家にとってこれほどの冒涜があるだろうか。


小谷隆


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