2003/4/21(Mon)
先日、身内の結婚式に参列した。古式ゆかしい神式だったが、教会にしろ神社にしろ仏閣にしろどうしてこうも薄暗くて不気味なのかといつも不思議に思う。教場は宗教的感興を催すための壮大な舞台装置なのだろう。おそらくあの不気味さこそがミソなのだ。暗闇にロウソクをともせば、仄かな明かりに浮かび上がる司祭の顔はそれだけで威厳があるように映る。否、聖職者自身もその効果に酔っているのかもしれない。
実際、式の後で衣冠束帯を脱いだ神主にばったり逢ったが、白日のもとでTシャツ姿の彼は何とも頼りなさそうな青年だった。
小谷隆