2003/5/21(Wed)
「人と同じである必要はない。ピンク色の象を描いてもいい」とは絵本作家のワイルドスミスの言。「それはあなただけの素敵な象なのだから」。なるほど、独自の画風で知られる画家らしい。
ピンクや緑の象を描くだけなら幼児にもできる。彼らは誇らしげに自分の絵を見せるだろう。そしておとなたちは手放しでそれを賞賛するに違いない。
しかし大のオトナのアーティストがピンクの象を描くときにはそうはいかない。自分にとって素敵な象であるとしても、それが他人にとっても素敵であると思ってもらえるだけの説得力がいるのだ。
小谷隆