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<< 俄か太公望 >>


2003/6/9(Mon)

 川沿いの家に住んで12年目、はからずもその水の幸を堪能する機会に恵まれた。朝の散歩の足で河原に降りて釣り人と世間話をしているうちに興味がわき、さっそく6尺の小継で四半世紀ぶりに糸を垂れた俄か太公望は川海老を30尾ほど水揚げした。
 ただ待つだけの忍耐強さだけで釣り果は期待できない。当たりが悪ければ頭を切り替えて場を移し、仕掛けをいじってみることも必要だ。じっさい最初の手応えが来るまでに5度は釣り場を変えた。釣りは短気な人間に合うと郷里の父もよく言うが、なるほど釣りバカの父は無類の短気である。


小谷隆


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