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<< 親の顔など見たくもない >>


2003/6/20(Fri)

 満員の終電の中で何分も電話している女の子がいた。顰蹙の眼にも気付かず電話の向こうの彼氏とおぼしき相手と痴話喧嘩の真っ最中。やがてようやく話に切りがついたのかそそくさと話を切り上げ始める。しかしその口から発せられたのは「充電切れそうだからまた後で電話するね」。電話を切っても周囲はまったく眼中にない。
 疑り深く老成した若者が増える一方、それとは対極にあけすけで遠慮のなさすぎる子も同じぐらい増えている。要らぬ老成もこんな無神経も所詮は親を映す鏡か。こんな子たちの親の顔など見たくもない。


小谷隆


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