2003/7/14(Mon)
歌手にとって気持ちを込められずに唄うのは苦痛でしかないだろう。そんな歌は聴かされる方も迷惑だ。歌手は歌からいろんな想像をしてみて自分なりの解釈をして味をつけなければならない。それは唄う以前に歌手が挑戦すべき「創造」の領域である。
自ら曲を書かなくても自分なりの「解釈」をすることで歌手は立派に「創造」の作業に参加できる。それは作詞や作曲にさえ匹敵する貴重な「創作」である。芝居でいうなら役作りにあたるだろう。役に入り込めなければ台本の棒読みになる。解釈を怠った歌は大根役者の棒読みにも等しいのだ。
小谷隆