2003/7/28(Mon)
日本画家の中島千波氏は花を描かせたら第一人者だが、氏をしても現実の花の圧倒的な存在感には敵わないと言う。しかし、だからこそ自分の絵の方がきれいだと言わせるような作品を目指している、と。
音楽や文学もしかり。どれほどリアルな表現も現実の体験には敵うべくもない。しかし、だからこそ我が作品の方がリアルだと言わしめたいと願うのが芸術を志す身のあり方だろう。
現実にも勝るリアリティを出すためには適度な嘘をつくことも重要だ、とはこれまた画家の織田廣喜氏。さて、今日もまた新たな嘘を捻り出すとしよう。
小谷隆