ホーム > 小谷の250字 > 2003/7/29

<< 受容する感性を研ぎ澄ませ >>


2003/7/29(Tue)

 仕事の合間に小さな美術館巡りをしていたら、作品よりむしろ画家の言葉に感銘した。スケッチをすると手を通じて風景が脳髄に刻み込まれる、と語るのは特徴のある婦人画で知られる画家の織田廣喜氏。音楽に置き換えれば自然の音に耳を傾けることかもしれない。
 音はもとより自然界にある。美しい音色を奏でる楽器も素材は自然から得られたものだ。音楽も絵画と同様、自然を感性で切り抜いたものに過ぎない。
 ただ作品を産み出すことばかりに気を取られて受容する耳を研ぎ澄ますことを忘れがちな昨今、織田氏の言葉が重く響く。


小谷隆


前日]   [小谷の250字]   [翌日



- 01 -