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<< 光陰矢の如く、されど筆は進まず >>


2003/8/2(Sat)

 夏休みごとに軽井沢で少しずつ書き進めていた物語を今年も前に進めようと思い立ち、まずはイメージを膨らませるため朝早くから物語の舞台になっているこの山荘近辺を散策した。1キロほど先にある深い森の入口にたどり着く。と、そこで呆然。
 ない。主人公が分け入っていくあの森がないのだ。雑草の道が途切れた先にあった森は跡形もなく、別荘地として造成されている。やれやれ。このご時勢に熊の出そうなこんな場所に誰が別荘を設けるのか。
 ともかくさっさと書き終えないと題材がブルドーザーの下敷きになってしまいそうだ。


小谷隆


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