2003/8/28(Thu)
大阪の児童殺傷事件の宅間被告に極刑の判決。最後の最後まで懺悔の姿勢は示さずに暴言を吐いて退廷。被告人不在のままの死刑宣告という異例の事態。自分の気に入らないものはすべて悪とする独善性を被告は最後まで棄てなかった。
そんな独善性は程度の差こそあれけっこう身近でもよく見かける。自分と意見を異にする者がちやほやされれば、刃を向けることこそないにしても言葉巧みに陰で中傷したりなどということは日常茶飯事だ。そんな輩に限って宅間被告と同様、絶対に自分が悪いとは思っていない。現代のかかえる大きな闇だ。
小谷隆