2003/9/12(Fri)
善人然とした顔で言葉巧みに人の和を裂く夜叉のような人物の策動に日々悩まされている知人がいる。知人にエールを送るつもりもあって、夜叉も眼を通すというこのコラムで何度もそうした悪行をチクリと刺してはきた。しかし夜叉本人に自覚がないのかあるいは確信犯なのか、陰湿な背面攻撃は未だおさまらないそうだ。
もっとも夜叉の言葉に騙されて切れてしまうとしたら、そんな友は失ったところで何の損失もない。巧みな策動を見抜けるかどうかは友情の試金石になる。中途半端な味方十人よりも、最後まで裏切らない味方が一人いればいい。
小谷隆