2003/9/23(Tue)
ああこの感覚なんだな、とふと忘れかけていたものを思い出した。ギターとピアノでサポート参加した昨夜の真人大樹君のライブでのことである。大した腕でもないが、一つひとつの音を送り出すたびにお客さんの呼吸が全身に感じられる。これだけの一般客を前にして楽器を弾くのは実に2年ぶりのことだった。
巣篭もりが長くなってくると、いったいぜんたいどの音が相手にきちんと響くのかわからなくなってくる。これからはいくらか無理をしてでも定期的にリアルタイムのオーディエンスの呼吸を感じてみようとあらためて決意した。
小谷隆