2003/9/28(Sun)
医療事故の立件が相次ぎ、「お医者様」の権威が音を立てて崩れ始めている。眼を覆うばかりの失態続きに、強力な権益構造を背景にした「聖域」にもようやく司法のメスが入り始めた。
ちなみに僕の叔父は病気ひとつしたことのない人だったが、検査のために入院したその日のうちに病院で亡くなった。心臓にカテーテルを入れた若い医師は返り血を浴びて手をぶるぶると奮わせていたという。しかし病院からはろくな説明もなく、「心臓が破裂して亡くなった」とだけ言われた。わずか5年ほど前、そんな馬鹿げたことがまかり通っていたのだ。
小谷隆