2003/10/3(Fri)
芸術家なら自分の価値観を絶対視するのは当然で、人の評価に一喜一憂しているうちはまだ確かな価値観を持っていないということだが、表現者である以上は自分の作品を鑑賞してくれる人がいなければその存在そのものが成立しない。そういう意味では他人の評価をまったく無視するわけにもいかない。
といって現在の客観的な数字ばかりを気にしても仕方ない。大事なのはの今の自分に心底惚れている信奉者がいるかどうかだ。そんな人が一人でもいるなら自分のやっていることに自信を持とう。その人が百万の潜在ファンの先駆者だと信じて。
小谷隆