2003/10/17(Fri)
かつてライブの集客をめぐって仲間と大喧嘩した。ごく親しい人は別として、僕は閑古鳥が鳴いて大赤字になろうと身内はできる限り呼びたくない主義だ。それゆえ知己で埋まった客席を見たときは膓が煮えくり返った。桟敷を埋めた身内からのお約束の拍手喝采はさながら小学校の学芸会。それなら高い箱など要らない。路上でやった方がましだ。
僕にとってライブは先入観をもたない人々に自らを問う場である。用意された声援にスターを気取る自己満足の場ではない。ダメなら拍手さえもらえない場で自分の真価を問いたいと僕は思っている。
小谷隆