2003/11/6(Thu)
野球の日本代表が中国に大勝した日、女子バレーはイタリアに完敗。いろいろな意味で対称的なゲームだった。
どちらの試合も選手の体力や技術という点なら両軍とも大差ないし、部分だけ観たら対等にさえ映る。しかし、どちらもここぞという場面での試合運びでは勝者が圧倒的に上回っていた。野球の中国代表もバレーの日本代表攻めるべき時に攻められず守るべき時に守れない。
2セット連取したら1セット棄てて体力を温存したイタリアバレーチームは「肉を斬らせて骨を斬る」を地でいった。勝負の妙をよくわかっている。
小谷隆