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<< 説明は相手の目線をうかがいつつ >>


2003/11/8(Sat)

 人にものを説明しようとするとき、せっかちな僕はつい自分の理解力の目線から話してしまいがちな所がある。そこで最近ではたとえ相手がもどかしく感じようとも物事の基本から話し始めるよう心がけている。
 たとえば円周率の話をするなら相手が誰であれ「円周は直径の約3倍」からスタートする。次に「しかし実は3倍より大きい」ことを説き、「3.14」と続ける。そうこうしているうちに相手の目線の高さがわかってくる。相手は円周率が「3」で十分な人かもしれないし、3.141592653589まで伝えるべき人なのかもしれないのだ。


小谷隆


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