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<< 対話には優しさを >>


2003/11/17(Mon)

 忍耐強さが売り物の我がスタッフがあるジャズアーティストとのやり取りでキレた。僕は双方から声を聴く立場にあったが、スタッフを稚拙となじるアーティスト側の言い分は百戦練磨の経験に裏付けられていて実にもっともだし、スタッフの方の言い分を聴けばアーティスト側が経験を盾にこちらを見下した言い方をしているようにも受け取れる。
 しかし僕から見れば双方に寛容さに欠けているだけのこと。考え方の違う相手を「間違っている」とした時点でもはや平和的な解決はない。信念を曲げずとも優しくなることぐらいはできるはずだ。


小谷隆


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