2003/11/25(Tue)
こないだ星空を眺めていて改めてコペルニクスの偉大さを思った。太陽が地球の周りを回っているのが常識だと思われていた時代に、地球の方が回っているのだと説いたその発想には今さらながら驚嘆する。地上から眺めたら太陽も月も確かに我々の周りを東から西へ回っているわけだし、まさかこちらが回っているなどとは考えもしないはずだ。
科学は様々な思い込みを覆してきたが、きっとまだ誤解はたくさんあるはずだ。たとえ誤解だろうと常識を信じていて生きるのに不都合はないが、事実の隠れ箕を着た虚構がうようよする世界は怖い。
小谷隆