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<< 恐るべし女の生命力 >>


2003/11/30(Sun)

 郷里の母がケイタイを手に入れて世も末かと舌を巻いていたのも束の間、今度はメールを打つようになった。最初は漢字変換も怪しかったが、最近ではずいぶん長い文章を送ってくる。おかげで宴席にまで「飲みすぎはダメよ」と母の小言が飛んできて参ってしまう。
 母はもともと地域の老人ホームでボランティア活動に勤しむなどアクティブな女性なのだが、60を過ぎてからますます活発になり、父をほったらかしにして友達数人とイタリア旅行に出かけてしまったりする。
 歳をとるごとに不精になっていく父とは好対照だ。女の生命力は凄い。


小谷隆


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