2003/12/7(Sun)
普遍的な名曲を書こうと意気込んではや10年、名曲を科学的に分析することから始め、行き着いたのが日本の歌謡曲崇拝。日本的5音階にこだわり続けた時期が続き、いつしかまた自由さを求めて時代の潮流に戻ったり、また旧いものに戻ったり。精神論に走ったり、また科学に戻ったり。平均律を棄てるという極論にも走った。
自分の音楽の限界さえ見え始めた今、ふと四半世紀前の原点を思った。好きな女の子に尊敬されたくてギターを始めた。邪まではあるが純粋だった。
名曲など要らない。音楽は愛するものへのメッセージであればいいのだ。
小谷隆