2003/12/8(Mon)
寿限無が小学生の間で大流行なのだそうだ。古典落語に登場するあの長い名前を低学年の児童が簡単にそらんじている。
「声に出して読みたい日本語」の中にもあったこの寿限無。文章にしてみるとけっこう長いが、日本の童唄に独特のグルーヴに乗ってしまうと一気に「長久命の長助」にまで辿りつく。物心ついた頃からデジタルビートに囲まれていた世代であっても、やはり母国語のグルーヴには敏感に反応するらしい。
このブームでかの古典落語の絵本は30万部を売り上げたとか。願わくはいつか本物の落語にも触れてほしいものだ。
小谷隆