2003/12/19(Fri)
体力というと筋力や精神力ばかりが取り沙汰されるが、もう一つ忘れてはならないのが内臓力だ。どんなに優れた筋力も栄養を供給したり老廃物を排出したりする内臓の力がなければ宝の持ち腐れだし、唯物論的に言うなら精神とて脳髄という臓器の産物であり、その能力を発揮できるか否かは他の臓器に依存するところが大きい。
しかし内臓は筋肉や精神に比べてなおざりにされがちである。何しろ内臓ばかりは鍛えて強化することも難しいし、多くの人は何か支障が出るまで意識することさえ面倒に思っている。
壊れてからでは遅いのだが。
小谷隆