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<< 南西の夕空に想う >>


2003/12/22(Mon)

 夕方の西空にひときわ輝く明星が金星。そのとき南西の空で今もなお大接近の余韻の赤みを放つのが火星。太陽系で地球の一つ内側を行く星と、一つ外側を行く星である。南西の空を仰ぎつつ、この二つの惑星の間の空間に地球の通り道を描いてみた。つい数日前はこの地球もあの2つの星の間あたりの空間にいたのだろうか。さらにその向こうにある恒星たちの周囲にもこれと同じような惑星系の営みがあることだろう。ふとそんなふうに空を眺めてみただけでも広大な宇宙空間を感じる。
 やれやれ、こんなちっぽけな地球でよく戦争など起こるものだ。


小谷隆


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