2004/1/5(Mon)
絶対に成功する確信で事に臨むのは本当に難しい。どれほど手慣れたことでも気持ちのどこかにもしかしたら失敗するかもという一抹の不安を抱えているものだ。
この僅かな不安が実に曲者で、うまく働けば注意深さになるが、少しでも歯車が狂い始めると一気に増長して自分の中で失敗するためのプログラムとして活動を始める。
自信100%になれるのは一握りの天才だけ。我ら凡才は不安を不安と認めるほかない。ただ、不安を感じられる自分を「凄い」と評価し、そのことを新たな自信として上積みするのだ。天才に勝つにはこれしかない。
小谷隆