2004/1/14(Wed)
人は放っておくと自分の足元ばかり眺めがちだ。石に躓くまいとビクビク歩みを進めていないか。誰かの落とした財布でもあれば見逃すまいと無意識のうちに路面を眺めている卑しい自分はいないか。
「上を向いて歩こう」は溢れる涙がこぼれないようにするためだが、上を向くまでもないにしろ意識して胸を張って歩いてみたらどうだろうか。まず風景が微妙に変わるのだが、これにはびっくりするほどの気分転換効果がある。医学的にみても背骨が伸びる姿勢によって体が開放的になり、不思議と気持ちが外向きになるのだそうだ。
小谷隆